メグモグ生活

不動産賃貸業・調理師・日本画家マネージャー 三足のわらじを履いています

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給食のおばちゃん大家、ちょっとだけ大家さんらしいことをした話

こんにちは!メグモグです。

 

毎日更新!と気合を入れているのですが、2日も空いてしまった…。
反省です。

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今回は、給食のおばちゃん大家、ちょっとだけ大家さんらしいことをした話を書きます。

 

 給食のおばちゃん大家、ちょっとだけ大家さんらしいことをした話

 

・入居者さんからのメール

私が所有する戸建には、現在家族3人+猫ちゃん2匹が入居してくれています。
お父さんは自営業の方ですので、コロナが騒がれてからは少し心配していました。

 

様々な給付金や助成金の制度があるから、色々動いているかな…。
住宅確保給付金の制度は、自営業だから該当しないかもね…。
けれどまさか廃業…ということがあれば、もう連絡は来るよね…。

住居確保給付金について - 愛知県

新型コロナウイルス感染症関連 (METI/経済産業省)

そんなことを思っていました。

 

そう思っていた頃、何気なくスマホを見ると、ショートメールが入っている!?ではないですか。
よく見ると、入居者さんからです。
しかも5日ほど前に、受信されている!

 

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最近の連絡ツールはEメールやラインがほとんどで、携帯電話のショートメールを見ることすらあまり無い。(言い訳…)

 

・自営業入居者さんのコロナ禍での現状 

「来月1日で、退去したい」という内容。

 

慌てて電話するも繋がらず、取り急ぎショートメールで「読みました」的返信をしました。
状況を伺い助成金の話や、もっと言えば家賃を下げる話もしたかったのです。

実はこれまで入居者さんとお話をしたことも、お会いしたことも一度もなかった。
ですので大家と話をするのが嫌なのかな…と思った訳です。

・大家としての対応

あいにく客付業者も、この日は休日。
取り急ぎ状況をメールで伝え、間に入ってもらうことにしました。

 

翌日には入居者さんが退去の書類にサインしに来られた、との報告も頂きました。

 

退去の日時も決まり、お部屋のクリーニング業者さんにも立ち会いをお願いしました。
そしてこのコロナ禍の中、次の入居者さんを探さないといけない訳です。
いくつかの客付け業者に、募集のお願いの電話を入れました。

 

そうこうしていたある日、入居者さんから電話が入りました。

 

引っ越し資金ももったいないので、少しづつ自力で作業をやっていたとのこと。
そうでしょうね…。

雨も降ってきて気持ちも萎えてきたところに、「もう少し踏ん張れば退去しなくていいかも…」と思い始めたと話すのです。

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そこで現状の事業の話、助成金の話、今後の引っ越し先の話など色々とお聞きしました。

この物件の家賃は、月/63,000円です。
ですが物件を探している方の行動を考えると、5万円台で検索している人には引っかからない訳です。
ですので、家賃59,000円+駐車場代4,000円という設定をしてありました。

 

給食のおばちゃん大家としては、このコロナ禍で新たに入居者を探すということは大変だなという思いがありました。
ここで退去されてしまうよりも、少し家賃を下げてでも住み続けて頂いた方が良い!という思いがありました。

 

そこで駐車場代を値下げするから、もう少し頑張ってみませんか?と提案してみました。
もちろん駐車場代を取らない代わりに、駐車場は使えませんよ!というものではありません。

・退去の延期

すると明るい声(になったような気がした…)で「あっ!そっか!」となり、一旦退去の日時を延ばすことになりました。

そして2度目の退去予定が近づいたある日、再度入居者さんにお伺いの電話を入れました。
「もう一か月、お願いします」との返事とです。

 

以降毎月こうして、お伺いの電話を入れることになりました。
ここ2~3か月が勝負なようです。
秋ごろには、新規事業が軌道に乗りそうな気配です。

 

現状維持で耐えるだけでは、コロナ禍を進んで行くことは厳しいだろうと思います。
けれど、新たな事業に着手していることに希望を見出しています。

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是非とも頑張って欲しいな~と、エールを送っています。

・まとめ

不動産賃貸業は、様々な事情を抱えている人に住まいを提供する事業です。
夜逃げや孤独死など、避けたい事例も多く経験することとなります。
今回はうまく行きそうな気配ですので良かったですが、一つ一つ大家としての経験を積み大家力を付けて行きます。